コロナウイルスの影響で在宅ワークを引き続きしていますが、2020年は通勤時間がなくなったことで、自分の時間が多く取れるようになりました。
その影響で副業をする人が増えたようなのですが、私もその流れのままに副業を開始してみました。
結果として、今の自分はやるべきではないなと思ったため、2021年現在ではやめてしまったのですが、体験してみて思ったことをまとめておこうと思います。
目次
副業開始前に期待してたこと
収入アップ
まずは当然のことですが、働く機会を増やすことで収入を増やことができます。
幸いなことにコロナで収入が減った…などは特に無いのですが、増える分には不満はないので、コロナ後に旅行行けるようになったときの資金にでも。くらいの気軽な気持ちでの収入アップを狙いました。
収入の入り口を増やして、失業などのリスクに備える
今の所はその気配はないのですが、何が起きるかわからない世の中なので、備えはしておいて損はないはず…。
また、今後転職することも考えているので、転職をしたときの一時的に収入がない期間なども考えると、単純に貯金を増やす意味でもやっておくのは良いだろうと思いました。
実際副業をしてみて感じたこと
【メリット】収入が上がった
当然ですが、まずはこれ。
実際やった仕事は、本職と同じくwebデザインの仕事でした。本職と同じ仕事なので、特に何か苦労とかはありませんでした。
時給も2,000円だったので、下手な単発バイトなどをやるより効率的に稼げると感じました。場所も基本在宅で、オンライン会議をして作業内容については共有していたので、移動時間などの手間がないのも良かったです。
実際仕事を探してた時には、定期的に会う必要のある仕事もありました。私は空いた時間で仕事ができることが重要だったので、そういった仕事は選びませんでしたが、時給と時間と相談して、自分にメリットがあると思える仕事をすることが大事だなと思いました。
【デメリット①】自分の時間がなくなる
平日に仕事が終わってから、晩ごはんを食べて、ちょっと休憩しているとすぐに夜になってしまうので、時間の管理をしないとあっという間に作業する時間がなくなってしまいます。
本職で8時間働いてから、他の仕事を始めるのって結構体力的に厳しいものがあります。普段残業をほとんどしないので、思ってたより体力も気力も続かないんだなと気が付きました。
また、夜はわりとすぐ眠くなってしまったので、朝にやってみようかと思ったのですが、しっかり寝ないとだめなタイプだったみたいで、結局土日メインで働くのが一番性に合ってたと思います。
ただそうすると、土日の予定の入れ方も気をつけなくてはいけないので、作業をする時間を取れるようにいつも気を使ってしまうような気がしました。
その結果自分の時間が持てなくて、ちょっと息苦しいなと感じることも多々ありました。
週10時間を目安にということで契約したのですが、始める時はコロナ前の交通時間が減った分だし問題ないと思ってたのですが、出勤がなくなって減った分の時間は、自分の大事な休息時間に変わってたんだなと感じました。
【デメリット②】確定申告をしなければいけない
副業で収入を得たため、金額的にも確定申告をやる必要が出てきてしまいました。
基本的には副業分を申告するのですが、2箇所以上で収入を得たことで、ふるさと納税のワンストップ特例制度がつかえなかったので、
- ふるさと納税
- 副業の収入
の2つは確定申告で行うことになりました。
確定申告については、今年はスマホでの申告をしてみました。いざやるとなると面倒に感じてしまったので、なかなか始めることができなかったのですが、やってみるとサクサク進みました。
スマホでの申告は、マイナンバーカードと対応するスマホがあればできます。
説明については少し古いものもあるのですが、下記の国税庁の動画が参考になると思います。
【デメリット③】対人関係構築が面倒
本職だけだと気が付かなかったのですが、副業でも対人関係を構築するということになると、そこまで対人スキルが高くない私は結構なストレスを感じました。
まずは本職が終わった、いつもは自由にしている時間に誰かとミーティングをするということが、苦痛だと感じました。
予め予定していた場合はそれほどではないのですが、作業開始すぐとかに「これからミーティングいいですか?」と言われると出鼻をくじかれてしまったり、誰かと話す気分じゃないときにそういうことを言われると面倒だなと正直思いました。
そもそも副業で人を雇っている会社として、ベンチャー企業が結構あるようです。
ベンチャーだとこれから会社を盛り上げていく!のような頑張っている時期の場合だと、定時で仕事が終わるとういう感覚があまりない会社もあるみたいなので、時間外でもまだまだ元気な人が多いようでした。
自分の感覚だと結構疲れてきているときに、夜遅い時間に温度感が違う人と話すのは結構辛いものがあったので、相性もあると思いますが特に精神的に疲れてしまった点だと思いました。
【デメリット④】副業だと時間が少ないので、やれることに限界がある
ここは副業先との認識のズレだと思うのですが、週10時間というのは本職でいうと1日と2時間くらいの稼働になります。
それくらいの稼働時間でできることは限りがあるので、作業が翌週にまたぐことも多々あります。ただ副業先の方は毎日稼働していることもあり、そちらから見たら今週も来週もあまり差がない印象を受ける場合があるので、進捗について聞かれることが多々ありました。
副業先からは、やりたいことがたくさんあるようで、週に何度もあれもこれもやりたい!と言う話が二転三転することがありました。
都度、副業なので何度も言われても稼働時間に限りがあるので、前回からそう変わっていないと伝えてはいたものの、やりたいことへの願望が強いようで変化はあまり見られませんでした。
この辺のやり取りが私の中で副業をする上で、かなり疲れてしまう原因だなと感じました。
本来だったらデザイン作業に集中したいのに、ミーティングやその他の内容の対応などが辛かったなと思います。
また副業をやるとしたら
無理がない範囲でやる
体力的なことと、時間的なことが、無理のない範囲でできるのであれば、またやっても良いのかなと思います。
ただし、今のフルタイムで平日5日働いてからの副業は、たとえば週5時間位の短いものじゃないと厳しいかと思います。
現実的には10時間からの仕事が多いようだったので、フルタイムの人がやるならそれなりの覚悟でやらないと厳しいと思いました。
仕事内容については、ピンポイントで得意分野をやるほうが良さそうです。
時間が短いため、なんでもやる!というようなことは現実的に厳しいためです。また、短い稼働時間で不得意分野が混じったりすると、そこに時間を取られてしまいます。
無駄に時間を取る仕事をするのは、お互いにとってマイナスになる可能性もあるので、ストレスなく無理のない業務内容でやれるのがベストかなと思います。
まとめ
ということで、2020年に副業をやってみた感想をまとめてみました。
普段気にしてなかったのですが、自分の時間を十分とらないとストレスに感じてしまうことがわかりました。
副業をするのは、そこから更に時間が余っている場合じゃないと、私には厳しいかなと思いました。
そのため、今の所は次の副業はしなくて良いかなと思っています。副業の疲労で本職に影響が出ても困るかなと思うのと、投資やイラスト作成などの、自分のタイミングでやれることで収入を増やしていくほうが、私の性格上あっていると思いました。
ただこれは私のパターンなので、やってみたら以外とできる人もいると思うので、副業に興味のある人はまずは簡単なものからチャレンジしてみるのが良いと思います。